睡眠不足はほろ酔い状態と同じ!?
睡眠不足はほろ酔い状態と同じ!?
タイトルから驚いた人もいると思います。
そう睡眠不足の状態での活動レベルはほろ酔い状態と同レベルまで下がってしまいます。
お酒に酔うと楽しくなったり、悲しくなったり、話がはずんだりメリットもあると思います。ですが想像してみてください、酔っていてろれつが回っていない人、まっすぐ歩けず千鳥足になっている人を。
そのように酔っている人の身体・脳の活動レベルは下がっていると思います。
何か頑張ろうと躍起になって睡眠時間を削っていてもそれは単なる自己満足。
生産性は高いとは言えないでしょう。
医療現場では当直の翌日まで36時間勤務というのも珍しくありません。
しかし睡眠不足はほろ酔い状態と同じくらい覚醒度が低下します。
目覚めてから17時間がたつと日本酒一合を飲んだ時と同じくらい脳の反応性が低下し、ミスが起こりやすくなります。
受験生、ビジネスパーソンなど睡眠時間を削って頑張っている人もいると思います。
ところが、睡眠不足の人ほど自身のパフォーマンス低下に気づいてないというエビデンスがあるのです。
長時間労働や、夜中まで勉強したりして睡眠不足の時、自己申告のパフォーマンスと周りの人からみたその人のパフォーマンスを比較したところ、周りの人からの評価は注意力や作業効率が下がっていたものの、睡眠時間を削って頑張っている本人はパフォーマンスの低下を自覚できなかったのです。
また睡眠時間と脳機能の関係を調べた実験では・・・
①連日8時間以上睡眠をとった
②完全断眠(三日間)
③4時間睡眠
④6時間睡眠
のグループを比較したところ、睡眠時間が短いほど作業能率が下がっていたのです。また面白いことに③と④のグループの眠気のレベルは同等だったのです。
また人によって睡眠時間は異なります。一概に何時間とれば大丈夫とは言えません。
しっかり把握して、適切な睡眠時間を確保しましょう!
起きる時間をそろえることをお勧めします。